NPO法人 Serenity 〜自死遺族への差別偏見を失くす〜
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新しい時代、令和が始まりました。



平成になったころは父が自死してから2年くらいでした。



当時は私は15歳でした。家族も私自身も混乱の時期がまだまだ続いて、正直思い出したくないことばかり。辛く苦しい毎日でした。



ずっと父の自死した39歳を超えて生きれるとは思っていなかったので、39歳を超えて6年も生きている自分に驚きと喜び戸惑い、父が生き返らないことのさみしさ。色んな感情が沸いてきますが、ここまで生きれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。



令和は多様性に満ちた時代になればいいなあと思います。



多様性にあふれる社会はもちろんですが、一人ひとり、個人の中に色んな顔を持てる時代。



私は13歳から自死遺族となりましたが、当然ながらそれまでは自死遺族という顔を持ってはいませんでした。



活動の場では自死遺族当事者の田口まゆです、と自己紹介しますが、普段会社で働いているときはただの派遣社員の田口まゆです。家族と過ごすときはまた違う顔、趣味の場ではまた違う顔、沢山の顔を持っています。



沢山の顔を持つと、何かどこかの場面でうまくいかないことがあっても、すべてが崩れることも少なくなる。



あ-、こんな自分もいるんだなあと改めて自分のことを見直すこともできる。

(職場では仕事のできない私でいつも上司に怒られてばかりですが・・・泣)



父が自死したのは一つの顔しか持てなかったことが原因でもあるよなあと最近思ったりもします。田舎だったし、ネットも無い時代。家族も職場も趣味もどこもかしこも人間関係が同じで、うまくいっているときはいいけど、何かにつまずいたら総崩れ。



もちろん、これが自死の原因は一つではないですが・・・



令和は社会も、私自身の人生も多様性のある、そんな時代になるといいなあと思います。